クラゲの一生(ライフサイクル紹介)

コラム

一般的によく知られているクラゲの姿、それは成熟した大人のクラゲです。クラゲは生まれてから幾度も姿を変えて、やっと一般的に知られている姿になります。

クラゲの一生

クラゲの一生
受精卵 (オスの精子とメスの卵子が受精した受精卵)
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プラヌラ (海中を繊毛を使って泳ぎ、岩などに着底する。)
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ポリプ (イソギンチャクのような姿になり成長。無性生殖を行って増える。)
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ストビラ (ポリプの体が何層にもくびれ、薄い花が重なったような姿になる。)
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エフィラ (ストビラから離れ、泳ぎだす。腕が短くなり円形の傘に近付き、花びら型の姿になる。)
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メテフィラ (エフィラから更に、クラゲ型に成長途中の段階になる。)↓
大人の成熟したクラゲ(メデューサ) (メテフィラが成長し終えた大人のクラゲ。一般的によく知られた姿になる。)

ライフサイクルの例外

多くのクラゲは「ポリプ」を経てクラゲに成長しますが、なかにはオキクラゲのように「ポリプ」を経ずに「プラヌラ」から「エフィラ」になるクラゲや、どのような一生か解明されていないクラゲもいます。

なぜクラゲのライフサイクルを外れて順番を飛ばして成長することのか、詳しいことはあまり良くわかっていないのが現状です。

参考文献

リファレンス ・ときめくクラゲ図鑑 P104・105 ・ほんわかクラゲの楽しみ方 P12